はじめに
PHS(Personal Handy-phone System)という方式の携帯電話サービスが、2021年1月末に、終了しました。
PHSのメリットは「高音質」「(当時としては)高速通信」「低消費電力」「低コスト」など、いろいろありました。
ということで、そのPHSの音と、現在の最新技術であるVoLTE・VoLTE(HD+)の音を、比べてみました。
前回の続きですので、まだご覧になってない方は、①からどうぞ。
tokieng.hatenablog.com
まず
楽器の音で比べてみました。
3G編と同じく、オルゴールとチェロです。
比べた動画は、こちら。
PHSとVoLTEスマホの音質比較 ②楽器の音編 - ニコニコ動画
今回も、ヘッドフォン推奨です。(音量に気を付けてください)
音声データは以下のものを利用させていただきました。
以上終了。
なのですが、ここからも、「音」の知識ゼロな私による、個人の感想が並びますw
オルゴール
PHSはともかく、VoLTE、VoLTE(HD+)ともに、ちゃんと聴けます。
あえて言えば、VoLTEの場合は「ときどき、低音が延びてない」くらい。
VoLTE(HD+)は、音源と比べても違和感ない気がします。
すごいなー。VoLTEがんばったなー。
あんまり語ることないので、グラフを貼って、次に行きますw
次に
1曲聴いていましょう。「フニクリ・フニクラ」。
PHSとVoLTEスマホの音質比較 ③音楽の音編 - ニコニコ動画
VoLTEは、最初の数秒間はよかったのですが、そのあとはちょっと違和感ありますね。音が詰まってる感じ。伸びが無い。
やはり騒音を消すような処理が働いてしまった感じ。
VoLTE(HD+)は、最初は「おぉ!!」と思ったのですが…。
数秒経つと、ちょっと残念な感じです。足りない。そして、やや人工的な印象です。
たしかに高い音が出ていますが、「心地よさ」の観点から行くと、PHSのほうがましかなぁという感じがしました。
まとめると
VoLTEとVoLTE(HD+)は、場合によっては「聴ける」。元の音はかなり残っているけど、少し欠けてます。
そして「機械的」「人工的」な音である感じがして、「心地よさ」の観点では、私はPHSのほうが聴きやすいかなと感じました。
でも正直言って、驚きました。
VoLTEとVoLTE(HD+)は、「人の声」に特化したものだと思ったので、これほどまでに「楽器の音」を伝えることができるのか、と。
すごいなぁ。
VoLTE(HD+)の音質で話せる機会が増えると、もっと印象が変わるのでしょうけどね。
2021年2月の時点では、まだまだ3G回線で通話するケースが多いですし、二つ折りの4GケータイがVoLTEまでしか対応していない(HD+は非対応)ということもあって、まだまだVoLTE(HD+)の真価が発揮できてないなぁ、惜しいなぁ。というのが私の感想です。