エンジニアらしき人のひとりごと

100人中100人は興味を示さなくても、100万人居たら1人くらいは面白いと思ってくれそうな、重箱の隅をほじくってみるブログ。

熱中症の予防には、湿度にも気をつけて!

夏到来。
夏と言えば、熱中症

熱中症は、屋外での活動時だけでなく家の中に居る時でも注意が必要、ということはここ数年言われるようになりましたね。
水分・塩分補給。そしてエアコン(冷房)の活用。

でもご存知ですか?
室温(温度)だけに注意が行きがちですが、実は湿度も要注意なんです、ということを。

お伝えしたいことは全部この資料に書いてあるんです。環境省にある資料です。
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/ic_rma/2301/mat05_3.pdf

湿度も重要だということを、上記資料の要点をかいつまんで書いてみましょう。

熱中症の予防に便利な目安があるんです

WBGT値という、目安があります。
暑さ指数とも呼ばれていて、ざっくり説明すると、熱による体へのストレスがどの程度なのかを表したものです。
温度、湿度、風速、地面や壁などからの輻射熱、などなどの要素を基に算出した値です。

WBGT値は、数字が大きいとダメ(より体にストレスがかかる)です。危ない目安は、こんな感じだと言われています。

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WBGTの基準値

※本記事の図表は、以下の資料から引用したものです。
 出典:https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/ic_rma/2301/mat05_3.pdf

ただし、水分をちゃんと摂ってないとか、寝てないとか、体力が無いとか、体調が悪いとかだと、危ない目安はもっと下がるでしょう。

それを踏まえて、ざっくりとこんな分類です。
 ~25未満:注意
 25以上~28未満:警戒
 28以上~31未満:厳重警戒
 31以上:危険

WBGT値のイメージ(室内)

室内という前提で、室温・湿度とWBGT値との関係を見てみましょう。

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WBGTと室温・湿度との関係

ちなみに、温度の単位は「℃」ですが、WBGT値の単位も「℃」と紛らわしいので、注意が必要です。

あと、服装によって以下の値を足します。

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衣類の組み合わせによるWBGTの加算値

ここで重要なのが、

同じ室温でも湿度によっては危険な場合もある

ということです。

ということは

ためしに、先ほどの表で、室温27度の場合のWBGT値を見てみましょう。

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WBGT値と室温・湿度との関係

湿度85%だと「28 / 厳重警戒」になりますし、
湿度55%だと「24 / 注意」に下がります。

室温だけを見て「27度だから安心」と思うのは、実は危ない んですね。

この表から、
湿度にも気をつけたほうがよい、
ということがイメージできるのではないかと思います。

WBGT値の測定器を使おう

温度だけではなく湿度も気をつけましょう!
…とはいうものの、2つの値とあの表を気にするのも大変ですよね。

なので、WBGT値が分かる測定器を使いましょう。
室内専用ですが、例えばこういうものがあります。

WBGT値が指定した数値になったらブザーを鳴らすということも可能です。

ただし直射日光や輻射熱の影響が大きい屋外では、気温と湿度だけでは判断できないので、計測用の黒い球が付いたものを使いましょう。

この値を参考にしながら安全な環境を作っていくことで、熱中症の予防につなげることができます。

もちろん、
水分補給・塩分補給も忘れずに!

エアコンと湿度の関係

ここからは、私の解釈です。

一概に言えないかもしれませんが、エアコンで室温を下げれば下げるほど、原理的には部屋の湿度は下がります。
空気を冷たくする際にエアコン内部で発生した水滴が、室外機から屋外に排出されるからです。

エアコンで27度に設定すると、
外の気温が高い(暑い)ときは、室温を下げようとエアコンが頑張るので、その分部屋の湿度も下がります。

しかし外の気温がそんなに高くないときは、
エアコンはたいして頑張らなくても27度になるので、部屋の湿度はさほど下がらないことになります。

外気温や天候によっては、エアコンの設定温度にかかわらず部屋の湿度は高いまま(=WBGT値が高くなる)、ということは十分起こります。

なのでWBGT値を意識することは、熱中症の予防に役立つと思います。

ただ「室温33度で湿度20%」という環境と「室温25度で室温70%」の環境は、
どちらもWBGT値が「24」ですが、二つの環境はと同じくらい快適か…?というと、
私の感覚ではそう思えないので、WBGTの考え方はあくまでも参考に。
私としては

  • まずは温度を下げる
  • そして湿度を下げることにも気をつける

の2つがポイントだと思います。

冷房だけでWBGT値下げようとすると、寒すぎる?

エアコンの除湿運転を使って湿度を下げるのもアリですね。
エアコンの除湿は、冷房と同じ原理で湿度を下げるので、室温が下がりがちです。
除湿運転でも室温が下がってイヤだという場合は、エアコンにほかの除湿モードがあればそれを試してみましょう。
再熱除湿機能がエアコンにあれば、室温を保ったまま湿度を下げることができます。

もしくは、エアコンだけでなく除湿器も使うことも有効でしょう。
除湿器には大きく「室温が下がる除湿器」「室温が上がる除湿器」の2タイプがあります。
動作させたときに除湿器からあたたかい風が出てたら、それは「室温が上がる除湿器」です。
私はその「室温が高くなる除湿器」を持っているので、
それで湿度を下げつつ、エアコンで温度も下げる、という合わせ技を使ったりもしてます。

私の水分補給方法

私は、室内にいる場合は…

  • おいしい緑茶を飲む(ポカリよりも大量に飲みやすい)
  • ポカリスエットを飲む
  • ポカリもお茶も飲めない…というときは、意外と味噌汁がイケる

という感じです。

何かの参考になれば幸いです。
みなさまが無事で夏を過ごせますように。