エンジニアらしき人のひとりごと

100人中100人は興味を示さなくても、100万人居たら1人くらいは面白いと思ってくれそうな、重箱の隅をほじくってみるブログ。

PHSの音とVoLTEの音を比べてみた②

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はじめに

PHS(Personal Handy-phone System)という方式の携帯電話サービスが、2021年1月末に、終了しました。
PHSのメリットは「高音質」「(当時としては)高速通信」「低消費電力」「低コスト」など、いろいろありました。

ということで、そのPHSの音と、現在の最新技術であるVoLTE・VoLTE(HD+)の音を、比べてみました。
前回の続きですので、まだご覧になってない方は、①からどうぞ。
tokieng.hatenablog.com

まず

楽器の音で比べてみました。
3G編と同じく、オルゴールとチェロです。

比べた動画は、こちら。

PHSとVoLTEスマホの音質比較 ②楽器の音編 - ニコニコ動画

今回も、ヘッドフォン推奨です。(音量に気を付けてください)

音声データは以下のものを利用させていただきました。

以上終了。


なのですが、ここからも、「音」の知識ゼロな私による、個人の感想が並びますw

オルゴール

PHSはともかく、VoLTE、VoLTE(HD+)ともに、ちゃんと聴けます。
あえて言えば、VoLTEの場合は「ときどき、低音が延びてない」くらい。
VoLTE(HD+)は、音源と比べても違和感ない気がします。
すごいなー。VoLTEがんばったなー。

あんまり語ることないので、グラフを貼って、次に行きますw

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オルゴール

チェロ

3Gのときは、ボロボロでした。
で、VoLTEはというと…。

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チェロ

いいですね。
VoLTEもVoLTE(HD+)も、若干PHSよりは機械的な感じがしますが、頑張ってます。
音源の音は、ほとんど含まれているような気がします。

ここまでくると、「心地よさ」がどっちが上か、という聴き方になるような気がしてきます。

個人的には、ちょっと意外でした。
①の時は、「人の声」以外を消しているような印象がありました。3Gではチェロの音も消えていましたから。

次に

1曲聴いていましょう。「フニクリ・フニクラ」。

PHSとVoLTEスマホの音質比較 ③音楽の音編 - ニコニコ動画

VoLTEは、最初の数秒間はよかったのですが、そのあとはちょっと違和感ありますね。音が詰まってる感じ。伸びが無い。
やはり騒音を消すような処理が働いてしまった感じ。

VoLTE(HD+)は、最初は「おぉ!!」と思ったのですが…。
数秒経つと、ちょっと残念な感じです。足りない。そして、やや人工的な印象です。

たしかに高い音が出ていますが、「心地よさ」の観点から行くと、PHSのほうがましかなぁという感じがしました。

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音楽(フニクリフニクラ)

まとめると

VoLTEとVoLTE(HD+)は、場合によっては「聴ける」。元の音はかなり残っているけど、少し欠けてます。
そして「機械的」「人工的」な音である感じがして、「心地よさ」の観点では、私はPHSのほうが聴きやすいかなと感じました。

でも正直言って、驚きました。
VoLTEとVoLTE(HD+)は、「人の声」に特化したものだと思ったので、これほどまでに「楽器の音」を伝えることができるのか、と。

すごいなぁ。

VoLTE(HD+)の音質で話せる機会が増えると、もっと印象が変わるのでしょうけどね。

2021年2月の時点では、まだまだ3G回線で通話するケースが多いですし、二つ折りの4GケータイがVoLTEまでしか対応していない(HD+は非対応)ということもあって、まだまだVoLTE(HD+)の真価が発揮できてないなぁ、惜しいなぁ。というのが私の感想です。

PHSの音とVoLTEの音を比べてみた①

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はじめに

PHS(Personal Handy-phone System)方式の、携帯電話サービスが、かつて(2021年1月31日まで)存在しました。
これ、通話時の音が結構良かったんです。

PHSの登場は1995年。平成7年。

1995年というと…

携帯電話の世界でいえば、
スマホも、i-modeEZwebも、FOMAcdmaOneも登場する前で、
携帯電話会社としてのauが誕生する前(KDDとDDIが合併する前)だし、
ソフトバンクモバイルボーダフォンJ-PHONEが登場する前だし。

Wi-Fiも無いし、家庭にインターネット回線なんてほとんど無かったし、
そもそもパソコンが無い家が多かったくらいだし。
Googleも無かったし、Yahoo!アメリカで誕生したばっかりで日本への上陸前だったし。

ゲーム機の世界でいえば、
3DOセガサターンプレイステーションが登場した頃(1994年末)で、
任天堂の当時の最上位機種は「スーパーファミコン」だったし、
ゲームボーイも白黒画面しか無かった頃だし、

テレビはほとんどブラウン管で、録画機器はVHSビデオデッキだったし。

…と、そんな時代に登場した通信技術を提供するサービスが、25年間も存在し続けたんですね。

そんなPHSの特長として、当時の他の携帯電話(2G(PDC), 3G(W-CDMA, cdmaOne))と比べて、「音が良い」「高音質」ということが挙げられます。

そこで、
PHSと、最新の通話技術である VoLTE との音を比較してみました

ちなみにPHSと3G(W-CDMA)との比較も行っていて、別記事にまとめていますので、そちらもご覧くださいませ。

PHSの音は、3Gと比べると、自然で、聞きやすい感じ。
3Gの場合は、機械的な音の印象があります。(個人の感想です)
騒音の中だと、その違いは顕著にでてました。

VoLTEとの音を比較したよ

MP3プレイヤーからの音を、電話回線を経由してパソコンで録音してみました。
今回は以下の構成です。

  • PHS回線:京セラ WX12K → エイビット イエデンワ2
  • VoLTE回線:Pixel 4a(5G) (ソフトバンク回線) → iPhone SE2(ワイモバイル回線)
  • VoLTE(HD+)回線: iPhoneSE2(ドコモ回線) → Pixel 4a(5G) (ドコモ回線)

iPhone SE2自体はVoLTE(HD+) に対応していますが、ワイモバイル回線側がiPhoneのVoLTE(HD+)に対応していないので、
iPhone SE2 + ワイモバイル回線 によって、ノーマルVoLTE環境を作りました。

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今回の構成

比較用に、MP3プレイヤーとパソコンを直接繋いだものも録音してます。
(で、合計4パターン)

そのほか使用した機材は、以下の通り。

  • 録音機材:DELL ノートPC + Audacity
  • 音源:ソニー ICD-PX240(ソニー ICレコーダー 4GB 単4電池対応 ICD-PX240
  • ケーブル
    • エレコム AV-35AD02BK(通常の3極 ⇔ イヤホンマイクの4極に変換する)
    • アップル Lightning - 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ(iPhoneのLightning端子にイヤホンマイクを接続する)
    • 京セラ イヤホン変換ケーブル(WX12KのUSB端子にイヤホンマイクを接続する)
    • 自作のRJ-9 - 3.5mmオーディオケーブル変換ケーブル(イエデンワ2の受話器用端子から、パソコンに接続する)

音源としてMP3プレイヤーを使用して、3.5mmオーディオケーブルによってMP3プレイヤーと各種電話機を接続。
録音も、3.5mmオーディオケーブルを介して、パソコンと接続しました。
ちなみにイエデンワ2には、オーディオケーブルを接続する端子が無いので、受話器とつながる端子(RJ-9)に刺さるケーブルを自作しました。

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イエデンワ2用オーディオケーブル

では、実際に聞いてみましょう。

①ナレーション編

動画を公開しています。

ナレーションのみ
ナレーション+小鳥のさえずり
ナレーション+滝の音
ナレーション+街の音
の4つのケースで、各々4つの方法で録音したものを、順に再生します。
PHS (PHS回線を経由した音を録音したもの)
 ↓
VoLTE (VoLTE回線を経由した音を録音したもの)
 ↓
VoLTE(HD+) (VoLTE(HD+)回線を経由した音を以下略)
 ↓
音源(MP3プレイヤーの音をry)

PHSとVoLTEスマホの音質比較 ①ナレーション編 - ニコニコ動画

ヘッドフォン推奨です。(音量に気を付けてください)

今回も、音声データは以下のものを利用させていただきました。

以上終了。

なのですが、ここからも、「音」の知識ゼロな私による、個人の感想が並びますw

まずはナレーションのみで比較

静かな環境で会話したという想定です。

PHSは、ノイズが乗ってますね。イエデンワ2側の都合なのかな…。
(イエデンワ2以外同士で通話した時は、ノイズは気にならなかったのですけどね)
まぁこれしかデータが無いので、これを今回の基準としましょう。
(だってこの記事は、VoLTEはPHSと比べてどうなのか、なので…)

VoLTEは…
おぉ。違いがよく分かりますね。
ノイズが無いのと、PHSよりも高い音が出ているような感じがするので、PHSよりクリアな印象を受けます。
まぁ若干人工的な感じもしなくはないですが、3G(W-CDMA)と比べると格段の進化です。

VoLTE(HD+)は、よりクリアな印象がします。
人工的な感じや違和感は、ほとんど感じない気がします。

グラフも載せてみましょう。
上から、PHS・VoLTE・VoLTE(HD+)・音源で、それぞれ音の大きさと、周波数の分布を表現しています。

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PHS vs VoLTE

PHSで含んでいる音の周波数は、概ね4kHzまで。
4kHzまでの薄い青色の帯は、「サー」というノイズですね。
聴いても見ても分かります。

VoLTEはというと、PHSより高い8kHzまでの音が出ているのが分かります。
あと薄い青色の帯が無いので、ノイズが無いのも視覚的に分かりますね。

VoLTE(HD+)は、もっと高音が出ていますね。
どこまでの高い音が出ているか、周波数分布のグラフの上限を22kHzまで大きくして、見てみましょう。

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VoLTE(HD+)はどこまで高音が出ている?

上から3つ目がVoLTE(HD+)。ざっと、15kHzくらいまでは出てますね。
電話として、十分すごい。

静かな環境での通話は、
VoLTE、VoLTE(HD+)は、PHSと比べても、満足いくものになってるかなと思います。

ということで、騒音を足してみた

静かな環境では、なかなか好印象なVoLTEとVoLTE(HD+)。
今度は、3種類の騒音を足して、試してみました。

  • 小鳥のさえずり
  • 滝の音
  • 街の音

まずは、小鳥のさえずり

もう一度聞いてみましょうか。
 → PHSとVoLTEスマホの音質比較 ①ナレーション編 - ニコニコ動画 (途中から再生します)

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ナレーション+小鳥のさえずり

周波数のグラフでは、点が横に連なってますが、これが小鳥のピヨピヨですね。
綺麗に並んでますねー。

で、一番下の音源のグラフでは、1.4kHzまで薄い青色があるので、これは小鳥のさえずりを録音した時の、環境音でしょう。
その薄い青色に着目しましょう。

一番上のPHSでは、まぁノイズまみれですが、やや青みが強くなっているので、うっすらと環境音も入ってる感じがします。

で、上から2つ目のVoLTEと、上から3つ目のVoLTE(HD+)は、
最初はうっすら青く環境音が入ってますが、興味深いことに、3秒経つと減ってますね。

VoLTEは、3秒経つと環境音が完全に消えていて、
VoLTE(HD+)では、3秒経つとガクンと減って、その後ナレーション(人の声)が始まったころに、ほぼ消えています。

今回の実験時の様々な影響もあるでしょうから、常に同じ結果とは限らないでしょうが、「数秒経つと、環境音っぽいものは消える」という感じ。
VoLTEが行おうとしているデータの効率化が、なんとなく垣間見える気がします。

VoLTE、VoLTE(HD+)ともに、ノイズが無い分、聞きやすいですね。
声は、若干、人工的な雰囲気が出ている気はします。でも大きな違和感はないように思います。

滝の音を足してみた

足したら、こんな結果に。
 →PHSとVoLTEスマホの音質比較 ①ナレーション編 - ニコニコ動画 (途中から再生します)

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ナレーション+滝の音

PHSは、滝の音と言えば滝の音。波のような、水の流れる音が含まれている感じがします。
声が「ざわざわ」して聞こえるのは、4つ目の「音源」でもそう聞こえるので、録音側の問題なのかも。

VoLTE、VoLTE(HD+)は、再生から4秒程は滝の音が含まれていますが、その後スパッと消えますね。唐突に消える感じ。小鳥の時と、同じ傾向ですね。
その影響なのか、人の声が不自然なものになっている感じがします。音が詰まっているような、なんか圧迫した感じというか。
人工的な雰囲気が、より強くなった気がします。

滝の音が声にどの程度影響を与えているのか、「本日は」の部分を、滝の音の有無のグラフで比べてみましょう。

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VoLTE(HD+)による、「本日は」のみ(滝の音:無し)
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VoLTE(HD+)による、「本日は」+「滝の音」

かなり違いますね。人の声が欠けていることが、視覚的にも分かります。
滝の音を消したので人の声も一部が欠けてしまい、そのために不自然で人工的な感じのする声になった…ように思えます。

まぁホワイトノイズっぽい音を足したので、ちょっと特殊なケースなのかもしれませんが。

街の音を足してみた

足したら、こんな結果に。
 →PHSとVoLTEスマホの音質比較 ①ナレーション編 - ニコニコ動画 (途中から再生します)

PHSは、街の音が聞こえますね。
冒頭にメロディ聞こえますか?これ、横断歩道の誘導メロディです。
https://www.youtube.com/watch?v=DFEKQ1cRVKE故郷の空」というタイトルらしいです。
車やバイクが通りすぎる音も、聞こえます。
「いま外出中です」ということが、分かる感じですね。

VoLTEは、車やバイクが通り過ぎる音など、聞こえないですね。
雑音がほとんど無く、ところどころ機械的な音として聞こえる程度です。
屋外というよりも、室内の静かな部屋に居るという感じがします。
音声は、雑音が無い分クリアですが、人工的で不自然な印象です。

VoLTE(HD+)も、傾向はVoLTEと似ていますね。
まず雑音が無い。これも、室内の静かな部屋に居る感じがします。
ただ音声は、VoLTEと比べると、違和感は少ないです。

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ナレーション+街の音

音声部分の傾向としては、滝の時と似た感じがします。
ということで、冒頭部分を拡大して、いくつかのポイントに印をつけみました。

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冒頭部分の拡大

 黄緑色:バイクが通りすぎる音
 赤色:クラクション
 黄色:自転車のブレーキ音
 濃緑色:車が通りすぎる音

PHSでは、
黄緑色、赤色、濃緑色のところの、車やバイクが通りすぎる音も、聞こえます。
黄色のところでは、自転車のブレーキ音が4kHzよりも高いので、聞こえてこないですね。

VoLTEでは、
黄緑色のところは、一瞬メロディが聞こえるものの、バイクが通り過ぎる音というよりも機械的な音がします。
赤色は、クラクションがよく聞こえます。
黄色は、自転車のブレーキ音は聞こえません。
濃緑色は、変な機械的なノイズになってしまってます。

VoLTE(HD+)では、
黄緑色の箇所が無く、
赤色のクラクションも聞こえます。
黄色のところの自転車のブレーキ音は、若干含まれてるものの、変なノイズになってますね。
濃緑色のところは、意外にもほとんど含まれてない感じです。騒音としてうまく消せたのかな。

まとめると

VoLTE、VoLTE(HD+)の音声について、個人的感想をまとめると、静かな環境で話す人の声であれば、PHSよりもクリアに聞こえます。

ただ、「滝の音」「街の音」を聞くと分かると思いますが、騒音がある環境で話す人の声は、やはり機械的な感じがします。
「人の声+騒音」から、騒音を取り除いていることが影響して、
人の声の成分が失われているのではないかという印象です。

VoLTE、VoLTE(HD+)は、「人の声」だけを伝えることに特化しているような感じがします。
この傾向は、3Gの場合と同じですね。

ただ、3Gと比べると、すべての場合においてVoLTE、VoLTE(HD+)が「聞き取りやすい」と思います。

PHSの音に慣れた人にとってはやはり、機械的な声と騒音を削っていることに、場合によっては違和感を覚えることになるなぁ、といったところです。

次は、音楽を流した時を比べてみましょう。
tokieng.hatenablog.com

PHSの音と3Gの音を比べてみた③ なぜPHSは高音質?

本シリーズの3回目。
1回目・2回目をご覧になってない方は、こちらもどうぞ。
tokieng.hatenablog.com

1回目・2回目で、PHSは3G(W-CDMA)と比べて「音がよい」ということを感じていただけたと思います。
ではなぜ、PHSは、2G(PDC)や3G(W-CDMA)と比べても高音質なのか?

電波や音声信号処理に疎い素人が、ちょっとまとめてみました。

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PHSの音がよい理由は

端的に言うと、音声をデジタルにする方法が違うから。

音声をデジタルに変換する方法にいくつかあって、それをコーデックと言います。

2G(PDCフルレート) 2G(PDCハーフレート) 3G(W-CDMA) PHS
サービス開始 1993年 1995年 2001年 1995年
コーデック名 VSELP PSI-CELP AMR (またはAMR-NB) ADPCM 32kbps
ビットレート 6.7kbps
(誤り訂正含めると11.2kbps)
3.45kbps
(誤り訂正含めると5.6kbps)
4.75~12.2kbps 32kbps

ここで注目していただきたいのが「ビットレート」。
例えば

6.7kbps = 1秒間の音を表現するのに6.7kbit(≒0.8キロバイト(KB))のデータが必要

ということを意味します。

PHSがサービスを開始した1995年は、携帯電話は2Gの世代でしたので、2Gである「PDCフルレート」とビットレートを比較すると、
 PHS 32kbps vs PDCフルレート 6.7kbps
つまりPHSのほうが、PDCフルレートの約4.8倍のデータで、音を表現していたことになります。

データ量が多ければ、それだけ綺麗な音が表現できそうですよね。

なら携帯電話もデータ量増やせばよかったのに

増やせない事情がありました。
それは、携帯電話の電波に余裕がなかったから。

ドコモのPDCも、はじめはフルレートで提供していましたが、
当時はユーザーが爆発的に増えて通話量も爆発的に増えていき、
ついにはハーフレート(データ量半分)が導入されたくらいです。
参考文献
 ケータイWatch ケータイ用語

電波の利用状況に空きがありませんでした。

この状況を飛行機で例えると、

飛行機の座席に空きが無くなってきた。
飛べる飛行機の機体の大きさは変えなくて、
座席の広さを半分にして、2倍の人数を乗せられるようにした。
狭いけど、移動できるだけまし。

という感じでしょうか。

飛行機の場合は、満席で乗れないこともありますが、電話でそんなことあったら大変です。

話それますけど、大昔の固定電話も、キャンセル待ちみたいな状態があったんです。
スタジオジブリの映画「となりのトトロ」で、サツキちゃんがお父さんの職場に電話を掛けるとき。
電話局の人(電話交換手)に電話番号を口頭で伝えた後、一度電話を切るんですよね。
で、しばらくしたら電話交換手からサツキちゃんに電話がかかってきて、お父さんとつなげてくれる、というシーンがありました。
電話交換手はあの間、複数の電話局をまたいで電話回線をつなげていました。
途中の回線のどこかが全部使用中で埋まっていたら、その回線に空きができるまで待たされる(電話交換手からの電話がなかなかかかってこない)ことになります。
私やったことないですけど。

で、新しい通信方式である3G(W-CDMA)でも、最大で12.2kbpsまでとなりました。

では、なぜPHSでは32kbpsの音声通話が可能に?

端的に表現すると、
1つの基地局がカバーする半径が、PHSはすごく小さかったから
です。

携帯電話の場合、1つの基地局がカバーするのが半径3kmとか、そういう範囲。

PHSの場合は、それが500m程度でした。(後でもっと広くなりますが)

この2つを比較すると、
一つの基地局がカバーする範囲をセルと表現すると、

セルが広い(携帯電話)セルが狭い(PHS)
その中に居るユーザーは多い少ない
同時に発生する通話数は多い少ない
電波たくさんの通話を、限られた電波に乗せなきゃいけない電波には少しの通話を乗せるだけでよい
一人当たりのデータ量小さくする必要がある大きくできる

これが、PHSの特徴である、マイクロセルの考え方です。

マイクロセルの利点は、

  • 高速通信が可能
  • 基地局が近いので、弱い電波で通信可能
  • 電話機が出力する電波が弱くてすむので、バッテリー減らない
  • 弱い電波を扱うので、医療機器への影響も少ない(なので病院でよく使われますね)
  • 基地局が小さくて済むので、設置しやすい(携帯電話と比べて)

と、いいこといっぱい。

高速通信を活かして、
パソコンやPDA(電子手帳とスマホの間みたいな機器)のインターネット接続に使われたり、
iTunesよりも先に、映像や音楽のダウンロード販売(配信)などが行われたりもしました。

かと思いきや

マイクロセルにも欠点があります。

  • 基地局をたくさん作らないと、圏外が発生しやすい
  • 歩きながら通話するだけでも基地局が頻繁に変わってしまう

なのでPHSが登場した当初は、
「エリアが狭い」「すぐ圏外になる」「車に乗ってるときに切れやすい」など、不評でした。

これがPHSに対する「悪いイメージ」となりました。
PHSは子供の持ち物」という印象を持った人もいました。
惜しい。でも仕方ない。


でも技術者は頑張りました。

エリアが狭い&すぐ圏外になる
基地局を増やしました。
そして、それほど需要が多くない場所では、大きな出力の基地局を設置するようにしました。
電話機が出力する電波は弱いままなので、基地局が聞き耳を立てて、電話機からのかぼそい電波を拾うようにしました。
その結果、よっぽどでなければ圏外になることはない、というレベルにまで達したと思います。

歩きながら・車に乗ってると切れやすい
基地局と電話機を改良しました。
DDIポケットでは、「H"」シリーズ以降は「ツインウェーブ機能」によって、基地局の切り替え(ハンドオーバー)が高速に行えるようにしました。

その結果、2000年頃以降は、PHSの欠点らしい欠点は、目立たなくなりました(私の感想ですが)。


そして、2021年1月31日を迎えました。

そしてPHSの今後

実は、「PHS」はまだ一部残ります。

PHSのもう一つの表現として、
PHSは、家庭や会社にあるコードレス電話の子機を、外でも使えるようにしたもの」
があります。

「家にあるコードレス電話の子機。これを外に持っていってもそのまま使えるとうれしいよね」という感じ。
ここでPHS基地局は、みんなが使うコードレス電話の親機みたいなものです。

で、PHSには、2種類の通話があります。
PHS電話機を親機に登録して、親機を使って(親機の電話番号で)の通話(主に屋内)
PHS電話機に専用の電話番号を振って、みんなの親機(基地局)を使っての通話(主に屋外)

①のために、PHSの電話機を子機として使えるという、コードレス電話の親機もいくつか出ていました。
(ただ、その親機は高価だったのでたいして普及せず、今残っているPHS電話機も子機にならないものがほとんどです。)
企業や病院などで、内線としてPHSのシステムを導入するというケースもありました。これは自営PHSとか構内PHSとか呼ばれたりします。

②の通話を行うには、街中にPHS基地局を設置してサービスを行う、電話会社が必要です。
それが、かつては「DDIポケット」「NTTパーソナル」「アステル」の3グループでした。
DDIポケットは、のちにウィルコムになって、ワイモバイルへ。NTTパーソナルは、のちにNTTドコモに吸収されました。)
この電話会社を使うサービスを、PHSの公衆サービス、のような表現をします。
2021年1月末をもって、このサービスを行う電話会社が無くなりました。

ただ、①の通話は、親機がある限り(そして電波法で許可されている限り)使えます。
なのでPHSはまだ完全には無くなってない、ということですね。

公衆PHSサービスが終わったのちは、その電波(周波数帯域)の一部が、sXGPで使用されることになります。
 参考:sXGP方式の拡張提案について https://www.soumu.go.jp/main_content/000628397.pdf

sXGPは、PHSの利点を引き継いだ、新しい通信システムです。

PHSは、終わったけど終わってない!

PHSの音と3Gの音を比べてみた②

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はじめに

PHS(Personal Handy-phone System)という方式の携帯電話サービスが、令和3年(2021年)1月末に、終わろうとしています。
PHSのメリットは「高音質」「(当時としては)高速通信」「低消費電力」「低コスト」など、いろいろありました。
ここでは「高音質」に的を絞って、PHSを記録したいと思います

これ、前回の続きなんです

前回を見てない方は、まずこちらをご覧くださいませ。
tokieng.hatenablog.com

②楽器の音編

なんとなく、高い音と低い音だとどうなるか気になったので、試してみました。
オルゴールの音と、チェロの音。

動画はこちら。
↑ので動画が見れない場合は、こちらから↓
【音量調節版】PHSとケータイの音質比較 ②楽器の音編 - ニコニコ動画
ちなみに、ヘッドフォン推奨です♪(音量に気を付けて)


以上、終了。


なのですが、ここからも、「音」の知識ゼロな私による、個人の感想が並びますw

オルゴール

聞いてみた感想ですが、

  • 音源:高い音かなと思ったのですが、音は概ね4kHzまでに収まっていますね。
  • 3G:思ったよりも聞けます。でもオルゴールではない別の音のようで、「おもちゃのピアノ」を叩いてるみたい。例えて言うと「裏声を出して歌っている」ときのような、なんか「無理やり音を出してます」という雰囲気。でもメロディは分かります。途中なぜか、数字ボタンを押したかのように「ピッ」と鳴ってますが、数字ボタンは押していませんよ!送信側か受信側のどちらかで、ボタン押されたと認識したっぽいですね。
  • PHS:オルゴールの感じが、伝わります。すごい。聴ける。

グラフは、こんな感じ。

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オルゴール

3Gは、意外と2~4kHzの音でも欠けてるなぁ、という感じ。
PHSは、ノイズ多すぎwでも大抵の音は含まれてそう。

「ぼっちゃんいっしょに遊びましょ」の拡大を見てみると…

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オルゴールの最後の部分の拡大

3Gは、2~4kHzの音が少ないし、1kHz未満の音も一部欠けているっぽい。
そして音が伸びてないですね。
滝や街の音が消えるのと同じように、オルゴールの音が一部消えてる感じです。
だから「おもちゃのピアノ」っぽく聞こえるんでしょうね。

PHSは、1kHz未満の形も、音源にかなり近い。2kHz以上の音も、ノイズに埋もれながら含んでるようです。
音源とかなり近い音になってますね。

おぉPHSすげー!

チェロ

原曲は長いのですが、諸般の都合でちょっと端折ってます。
こちらも、感想としては

  • 音源:割とどっしりした感じ。
  • 3G:冒頭4秒ほどはましですが、それ以降は音がかなり失われています。元の曲とはだいぶ離れてる感じ。
  • PHS:結構元の音に近い印象。ちなみに送信側のマイクの音が大きいと、チェロの特定の箇所で通話が切断されてしまいます。イヤホンマイクのスイッチが押されたかのような挙動?

グラフ見てみましょ。

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チェロ
  • 音源:意外にも前半は4kHzを超える音が多いですが、全体的には4kHzに収まっていて、2kHzまでの音が音の多くを占めている感じ。
  • 3G:全体的に、音が消されてますね。4kHz制限があるので低い音なら得意かなと思ったら、ほとんど消されてる…。
  • PHS:再現度高し。音を多く含んでいる箇所は白く描画されますが、その白い部分も、音源とかなり近い傾向。音が波打ってる感じも、再現できてますね。

ということで、PHSすげー!

③音楽編

もうちょっと長い音楽で試したくなりました。

ということで、試した動画はこちら。
↑が聞けない方は、こちらから↓
【音量調整版】PHSとケータイの音質比較 ③音楽編 - ニコニコ動画

聞いたことある曲ですよね。
替え歌がCMソングで使われたりもしますが、元々はイタリアの「フニクリ・フニクラ」。「登山列車に乗って山登ろうぜ」という趣旨のCMソングだったそう。
「おにのパンツ」じゃないですw

3Gで聞くと、
「あぁ限界超えたな…」という感じ。最初の3秒間は「おっ♪」と思うのですが、すぐに音が詰まりだします。大太鼓を叩いてる感じ。これはこれで「音の特殊加工」としては面白い気がします。
PHSでは、
高音が出ないので華やかさはないが、「聴ける」という感じ。安いスピーカーでAMラジオを聴いてる感じに近い印象です。(AMラジオのほうがより高い音出せます。念のため)

視覚的に表すと、このグラフに。

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音楽(フニクリ・フニクラ)

ほぉ…。

なんとなく、冒頭5秒ほどを拡大したものも載せます。

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音楽(フニクリ・フニクラ)の冒頭部分

④歌と音楽編

次は、人の声の入った音楽で試してみました。
「電話」だし。

PHSとは言えども、1曲まるまる楽しく聴くことができるのか?」というのを試したかったのと、
平成7年にサービスを開始したPHSを、令和3年に看取る曲は、これしかないだろう」ということで、
この曲にしてみました。

↑が聞けない方は、こちらから↓
【音量調整版】PHSとケータイの音質比較 ④歌と音楽編 - ニコニコ動画

グラフはこちら。

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歌と音楽

冒頭部分を拡大すると、面白い!

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歌と音楽の冒頭部分

3Gは、
時々「プッ」とか、数字ボタン押したような音が聞こえますが、押してないですから!連打してないですから!
(やはり電話機の挙動で、特定の音があったら「数字ボタンが押された」とみなすのかもですね)
演奏は大部分が消えてますが、歌声は、かなり詰まった感じがしますが、歌詞が聞き取れるか聞き取れないかの微妙な感じで、まぁまぁ残ってますね。
ここまで人の声だけ残るのか。これはこれで、すごいなぁ。
やはり「音楽を楽しむ」には程遠い感じ。

PHSは、
「音楽がまぁまぁ楽しめる」「安心して聴ける」という感じ。
4kHzを超える音は入っていないので華やかさに欠けるものの、それ以外に違和感を覚えるような要素が無いなぁという印象です。

やはり、
3Gの音は「人の声を伝えることに特化している」、
PHSの音は「音を伝えることができる」、
という傾向が伺えますね。

まとめてみる

繰り返しになりますが、
3Gの音は「人の声を伝えることに特化している」、
PHSの音は「音を伝えることができる」、
ということ、感じていただけたでしょうか。

このPHSは、3G(W-CDMA)よりも前からサービスを提供していたものです。
すごい!

PHSは音がよい」ということは、
ワイモバイルによるPHSサービスの終了まで使い続ける愛好者が居る理由の一つだと思います(私がそうなので)。

そういえば

この特性を生かして、
DDIポケット(ワイモバイルの前身の1つ)が、「PHSの通話で音楽を伝える」ことを、あるサービスの一部として活用したことがありました。

DDIポケット、feel H"を利用した音楽配信サービス
Sound Market

Sound Marketは、音楽配信サービス(音楽データ販売サービス)です。

PHSの高速データ通信を活かしたものなのですが、それでも1曲をダウンロードするのに数分かかります。
これでは気軽に試聴ができません。
そこでPHSの高音質通話という特長を活かして、「試聴時は電話機が自動的にセンターに電話をかけて、そこが鳴らす音を受話器で聞く」という仕組みで、試聴機能を実現していました。
(操作性は悪かったですが、そのチャレンジ精神にワクワクしましたね)

最後に

次回は、なぜPHSは高音質なのかに、迫ってみます。
tokieng.hatenablog.com

PHSの音と3Gの音を比べてみた①

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はじめに

PHS(Personal Handy-phone System)という方式の携帯電話サービスが、令和3年(2021年)1月末に、終わろうとしています。
※「PHSは携帯電話とは別物」と語られることもありますが、PHSも携帯電話も「携帯できる電話」ということで、この記事ではひとくくりにします
※終了するのは公衆PHSサービスなだけで、自営PHSは引き続き使えるので、「PHSが終わる」ではなく「PHSの携帯電話サービスが終わる」と表現しています

PHSのメリットは「高音質」「(当時としては)高速通信」「低消費電力」「低コスト」など、いろいろありました。
ここでは「高音質」に的を絞って、PHSを記録したいと思います

PHSって

1995年にサービスを開始した、携帯電話サービスです。

おぉっと、26年前か…。

軽く当時の携帯電話事情を振り返ると、

  • スマートフォン(iPhone, Android)なんて影も形もない
  • i-mode, EZweb, J-Skyのようなインターネットサービスもまだ無い
  • メールサービスすらまだ無い
  • LTEFOMAcdmaOne方式での携帯電話サービスもまだ始まる前
  • ウサギの耳が11桁になるよりも前(参考:https://www.youtube.com/watch?v=PQEI-bfGz6g
  • NTTドコモが、1993年にデジタルムーバという愛称で、PDC方式によるサービスを開始したころ
  • ほかの各社も、PDC方式のサービスを提供開始したか、開始前くらい
  • PDC方式では、音声の伝送速度は11.2kbps(データ通信は9.6kbps)
  • 無線通信が大変混雑していたので、音声データを半減(5.6kbps)した「ハーフレート」も導入してた

という感じ。

ハーフレートなんて、人の声には遠すぎて、ほんとひどかったですね。
それだけ「外出中に電話したい」という需要が多くて、それを賄うだけの供給(無線通信の容量)が足りてない、という時代でした。

そしてPHSの「高音質」。PHSは音声データを32kbpsで伝送するので、当時のPDC方式と比べるとはるかに高音質でした。
なぜそんなことができたのかは、またいずれ…?

3Gとの音を比較したよ

そんなPHSの音質を他と比べてみました。
ただPHSとほぼ同期であるPDC方式は、2012年までに終了しているので、今回はPDCPHSとは比べることができず。
代わりに今回は、3G(W-CDMA)との比較を行いました。
ちなみにW-CDMAの登場は、2001年。PHSよりも6年後輩になります。

以下の構成で録音を行いました。

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録音の構成

MP3プレイヤーからの音を、電話回線を経由してパソコンで録音してみました。比較用に、MP3プレイヤーとパソコンを直接繋いだものも録音してます。

使用機材

iPhoneSE2、XPERIA XZ Premiumは、ともに4G&VoLTEに対応していますが、3Gで通話したいので、スマホ側でVoLTEを無効にした状態にしています。
ここでの3Gは、ソフトバンクの3G回線なので、つまりは W-CDMA ですね。

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3Gの機材(iPhoneSE2とXPERIA XZ Premium)
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PHSの機材(WX12K と イエデンワ2)
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変換ケーブル各種

それぞれの端末からは、3.5mmオーディオケーブルに変換するアダプターを使用しました。
USB⇔イヤホンマイクの変換ケーブルは、家電量販店とかでも入手できますが、マイク使用不可な製品もあるので、要注意です。
ちなみにイエデンワ2には、オーディオケーブルを接続する端子が無いので、受話器とつながる端子(RJ-9)に刺さるケーブルを自作しました。

①ナレーション編

動画を公開しています。

  • ナレーションのみ
  • ナレーション+小鳥のさえずり
  • ナレーション+滝の音
  • ナレーション+街の音

の4つのケースで、各々3つのパターンで録音したものを、順に再生します。
音源(MP3プレイヤーの音を録音したもの)
 ↓
3G(3G回線を経由した音を録音したもの)
 ↓
PHS(PHS回線を経由した音を以下略)

で、それぞれの「音の大きさ」と「周波数分布(どんな音が含まれているか)」が視覚的に捉えられるように、グラフを撮影しました。
 再生できなかったら、こちら↓
 【音量調整版】PHSとケータイの音質比較 ①ナレーション編 - ニコニコ動画

とりあえず、一通り聞いてみてくださいな。
ヘッドフォン推奨です。(音量に気を付けてください)

今回の音声データは、以下のものを利用させていただきました。

  • 効果音ラボ

soundeffect-lab.info

vsq.co.jp


以上終了。

なのですが、ここからは、「音」の知識ゼロな私による、個人の感想が並びますw

まずはナレーションのみで比較

動画を聞いたところ、
音源は、すごくはっきり聞こえて、丁寧に収録されたんだなぁと感じます。
3Gの音は、声がこもったような、詰まったような感じで聞こえます。そしてなんか機械的な、人工的な感じがします。でも何をしゃべっているかは分かります。
そしてPHSの音は、イエデンワ2の都合なのかノイズが乗ってるものの、3Gよりも自然な感じに聞こえます。

グラフを見てみますか。
全体としては、こんな感じ。

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ナレーションのみ

音の大きさに関しては、そんなに差がなさそう?
ということで、周波数分布見てみます。

「本日は」の部分の周波数分布が、こちら。

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ナレーションのみ(「本日は」の周波数分布)

音源は、8kHzを超えて、広い範囲の音が含まれています。

3Gは、だいたい4kHzより高い音がカットされてますね。
なぜ人工的な感じがするのかは、グラフからは私ちょっと掴めないなぁ。

そしてPHSも、だいたい4kHzより高い音がカットされています。
あと、全体的に青みがかかっているので、ノイズが乗ってるということも視覚的によく分かりますw
ちなみに、この画像の冒頭のノイズが少ない部分は、MP3プレイヤーで音を鳴らす前の状態です。

あと、なんとなく3Gのグラフでは、横に細長い赤い部分が、PHSと比べても若干太くて繊細さに欠けるような?

3GもPHSも、4kHzより高い音が失われていますが、これは私の環境の問題ではなく、各通信方式の仕様みたいです。
だいたい4kHzの音まで伝えることができれば、会話する人の声としてはOKっぽいらしい。

ちなみに固定電話のデジタル回線であるISDNでは、
 4kHzまでの音を伝える → サンプリング周波数8kHz
 データの細かさ→ 8bit
となっているそうです。つまり
 8bitのデータが8000個/秒 → 64kbps が必要
という計算になるので、ISDNの通信速度の基本が64kbpsだそうです。

ナレーション+小鳥のさえずり

ナレーションの音に、小鳥のさえずりを重ねたMP3データを作成して、試してみました。

(さっきと同じ動画ですが、途中から再生します)

3Gでも、小鳥のさえずりがよく聞こえます。が、人の声は、先ほどのに比べるとさらに音が詰まってるような、違和感があります。
PHSは、小鳥のさえずりも人の声も、高い音は出てないものの、割と自然に聞こえます。

全体のグラフは、こんな感じ。

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ナレーション+小鳥のさえずり

点が並んでいますが、これが小鳥のさえずりですね。
あと音源を見ると、0~1.5kHzの範囲に青い帯が見えます。屋外で収録したものなので、周辺の環境音ですね。
3Gでは、小鳥のさえずりはうまく再現できていますが、環境音はカットされてますね。
PHSでは、低周波の青みが濃くなっているので、環境音を含んでいることを表します。

で、「ありがとうございます」の部分を拡大しました。

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ナレーション+小鳥のさえずり(「ありがとうございます」の周波数分布)

違いが目立つ部分として、黄緑色で囲んだ箇所と、赤色で囲んだ箇所があるようです。
黄緑色は、ナレーションの音声の部分で、3Gは少し欠けている・薄くなっているように感じます。
赤色はさえずり部分で、3Gでは余韻の部分が欠けています。途切れた感じしましたよね。

ナレーション+滝の音

ナレーションの音に滝の音を重ねたMP3データを作成して、試してみました。

(これも、途中から再生します)

音源のものは、録音側PCの都合で、人の声にノイズが乗ってしまい、すごくザワザワした感じになってしまいました(MP3プレイヤーの音を直接聞くと、そんなことないんですけどねぇ)
うちのPC、ホワイトノイズのような音は、苦手なのかも。

3Gでは、滝の音が見事に消えています。冒頭2秒くらいは聞こえましたが、その後はノイズキャンセリングが働いたかのような、消え具合。その影響か、人の声は、こもった感じがします。
PHSは、相変わらずノイズ乗ってますが、滝の感じも聞こえてきます。人の声も、違和感なく聞ける気がします。

全体のグラフは、こんな感じ。

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ナレーション+滝の音

音源のグラフは、全体的に青色が広がってます。滝の音って、いろんな周波数の音を含んでいるのですね。
3Gは、差が歴然。最初の数秒間は滝の音っぽいものが聞こえますが、すぐにスーッと滝の音が消えてますね。そして、音がさらに詰まってる印象です。
PHSは、滝の音は伝えることができる感じですね。ノイズ乗りまくってるので、滝の音なのかノイズなのか、区別しづらいですがw

「本日は」の部分を拡大しました。

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ナレーション+滝の音(「本日は」の周波数分布)

さらに「ナレーションのみ」と比較してみましょうか。

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左:ナレーションのみ。右:ナレーション+滝の音

3Gは、人の声の成分が欠けているのが分かりますね。
一方のPHSでは、滝の音だけでなく、人の声も含まれているように見えます。

これが、「3Gだと人の声が聞き取りづらい」という現象のような気がします。
3Gでは、滝の音を消すついでに、人の声も一部消えているようです。周りが騒がしい状況では、3Gでは人の声が聞き取りづらいのだと思います。

ナレーション+街の音

これも、ナレーションに加えて、街の音を重ねてみました。
よくあるシチュエーションですよね。

(これまでと同じ動画で、途中から再生します)

音源:車が通りすぎる音、クラクション、自転車のブレーキ。横断歩道の誘導メロディが鳴ってるの、かすかに聞こえるかも。人の声の後ろにある車の音も、よく聞こえます。
3G:見事に街の音が消えています。代償として、人の声もこもっていますね。
PHS:街の音が伝わってきます。「いま外出中です」ということが分かる感じ。横断歩道の誘導メロディも、聞こえるかも。クラクションは、4kHzより高い音なのでかすかに含まれる程度。さすがに自転車のブレーキは、全く含まれてないですね。人の声も、違和感ない感じ。

全体のグラフはこんな感じ。

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ナレーション+街の音

冒頭の街の音だけを拡大すると、こんな感じ。

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ナレーション+街の音の、冒頭部分

 黄緑色:車の通りすぎる音
 赤色:クラクション
 黄色:自転車のブレーキ
3Gにはいずれも全く含まれていないですが、PHSには車の走行音が確認できますし、クラクションもかすかに入ってますね。自転車のブレーキは7kHz付近なので、さすがのPHSでも全く含まれず。

「本日は」の部分を比較してみましょう。

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左:ナレーションのみ。右:ナレーション+街の音

3Gは、「滝の音」ほどひどくはありませんが、やはり原型が失われてる感じがしますね。
特に黄色と赤色で囲んだところ。3Gでは、「ナレーションのみ」とだいぶ違いがあるなぁという印象です。

まとめると

3Gは、「人の声」だけを伝えようとして、それ以外の音を消そうとしている。
なので周囲がうるさい状況では、相手の声は聞き取りづらそう。

PHSは、周囲の音を含めて「音」を伝えようとしていて、少なくとも自然に聞こえる。

という感じがします。

あと、ほかにも動画がありますが、その解説は別記事にて。
tokieng.hatenablog.com

WSL2 を、 TeraTerm で使いたい!

忘れないように、メモしておこう。

Windows Terminalもいいんだけど、使い慣れたTeraTermでWSLを使いたい・・・。
で、いちいちTeraTermでID/PASS入れるのもめんどくさい。
という時の手順のメモ。ただ漏れはあると思うので、そこは推測してくださいまし。

■前提

WSL2が起動するまでに設定が完了している
Windows上からSSHでログインできる

■手順

1. WSL2上で、公開鍵・秘密鍵を作っておく

例)
公開鍵=wsl_login_key.pub
秘密鍵=wsl_login_key

$ ssh-keygen -t rsa -b 4096 -f wsl_login_key
$ cat wsl_login_key.pub >> ~/.ssh/authorized_keys
2. 秘密鍵のファイルを、Windows側でアクセスできるところに置いておく。(/mnt/c/からたどれるどこか)
3. 以下のWindowsのバッチファイルを作成して、デスクトップかどこかに置いておく

USERID と PRIVATEKEY の値は、変更してください。

REM .wslconfigがなかったら作る
IF NOT EXIST %USERPROFILE%\.wslconfig ((echo [wsl2]& echo localhostForwarding=true) > %USERPROFILE%\.wslconfig)

SET USERID=<WSLのユーザー名>
SET PRIVATEKEY=<秘密鍵のWindows上でのファイルパス>

REM 初回実行時は、とりあえず一度WSLを落としてから、sshdを起動する。 wslconfigのポートフォワーディングが働かない時があるので。
FOR /f "usebackq tokens=4" %%a IN (`wsl service ssh status`) DO (set TOKI=%%a)
IF NOT "%TOKI%"=="running" (wsl --shutdown & wsl -u root service ssh start)

START /B /D "C:\Program Files (x86)\teraterm\" ttermpro.exe ssh2://%USERID%@localhost /auth=publickey /keyfile=%PRIVATEKEY% /nosecuritywarning

メモ

WSL2は、WSL1とは違って別IPアドレスが振られるので、
ホスト(Windows側)からlocalhostでアクセスできるように、 .wslconfig ファイルにて「ポートフォワーディングしてね」と設定する。
が、なぜかうまくいかないことが時々あるので、一度WSLをシャットダウンさせるようにしている。
TeraTermに /nosecuritywarning 付けてるけど、localhostだし~。

東京・神奈川(関東)と福岡の文化の違い

福岡出身で上京(住まいは神奈川)した私ですが、
福岡と、東京・神奈川の違いに戸惑うことが意外に多い・・・。

ということで、福岡と、東京・神奈川とで私が戸惑ったことを、一覧表形式にまとめてみました。
私の人生経験で感じただけですので、これが正解だとか絶対だとかではありません!
あくまでも私個人の経験ですので、あらかじめご承知おきくださいませ!

※ここでの「福岡」とは、概ね「福岡市」を指しますが、福岡市固有の文化を言いたいわけではありません。
 「九州北部」だったり、「九州」だったり、最大で「西日本全域」を指すとご理解ください。
※ここでの「東京」とは、概ね東京・神奈川を中心とした地域であり、ときどき「東日本全域」を指すこともある、とご理解ください。
 九州人は東京と神奈川の違いなんて気にしてないので(私だけ?)、ひっくるめて「東京」と書くことにします。

外食

ネタ 福岡 東京
うどん vs そば 圧倒的にうどん。
そば専門店は、少数派。「そばを出すうどん屋」がある。
圧倒的にそば。
讃岐うどん屋はあるけど、それ以外は「うどんを出すそば屋」ならある。
「肉うどん」の肉 甘くて濃い味付けをした牛肉。
これ入れると、うどんのつゆの味も変わる。
豚肉。
肉にそんなに味付けてない。
ラーメン屋のメニュー 「ラーメン」と書いてあるけど、意味は「とんこつラーメン」。とんこつのみ出すという店がほとんど。 たいてい「醤油」だが、一緒に味噌や塩なども出す店が多い。
1種類だけみたいな思い切った店は少数派。
ラーメン屋にれんげが置いてある? ない。最近は遠方からの客が増えてきたので、テーブルに置いてある店もある。 ある。
「福岡県」に「うどん」のイメージある? ある。人によっては、ラーメンよりうどんを食べる機会が多い(私)。 え?福岡と言ったらラーメンでしょ。
うどんのコシ うどんは柔らかい。箸で持つだけでも切れることある。あえて表現すると「ぶよぶよ」。
讃岐うどんもおいしいが、あれは「讃岐うどん」という別の食べ物という認識。
福岡ほどは柔らかくない。うどんの外食といったら讃岐うどん、というイメージ。
福岡の麺が「幼馴染」としたら、関東の麺は「どことなくよそよそしい感じ」という福岡人も居る(私)。
うどん屋のオプション かしわ飯のおにぎり、いなり寿司 いなり寿司
うどん・そば屋の定食 出汁を取った後の昆布やかつお節を使った、漬物ポジションのものをつけてくれる店がある。 昆布やかつお節を使った箸休めは、見かけない気がする。
蕎麦屋で食事をして、蕎麦湯が出てくる? ない。「蕎麦湯ってテレビでしか見たことないけど、お高い店にはありそう」というイメージ。 ある。立ち食い蕎麦屋でも、置いてあることがある。
蕎麦湯飲まないと、食べた気がしない。
蕎麦屋で呑む? あんまりイメージ無い 蕎麦屋でつまみを食べながら呑んで、最後に蕎麦で〆る、という呑み方もあり。
蕎麦屋の看板の「そば」の文字 ひらがなか、漢字で書いてある。少なくとも、変体仮名で書かれることはまず無い。 変体仮名で書かれることも多い。
立ち食い蕎麦屋 駅以外では、まず見ない 駅の外、街中にもある。特にビジネス街に。
立ち食い寿司屋って まず無い 町の中にもある。ビジネス街とか。
そばにコロッケ入れる? 入れない。そばにコロッケ入れるだなんて、そんな食べ方知らない。 入れることある。メニューにある店もある。
うどん・そば屋に天かす置いてる? 店によっては置いてる。無料で天かす入れ放題だったり。 置いてない。かけそばとは別に、「たぬきそば」という天かす入りそばがメニューにある。
うどん屋のネギ テーブルに置いてあって、自分で必要なだけ盛り付けられる、という店も割とある。 そんな店、見た記憶がない。
親子丼の卵の状態 半熟 かたい
中華料理屋での麺類の種類 そんなにない タンメン・広東麺とか、いろいろある
タンメン 知らない。某漫才師がネタとして使ってた時も、意味が分からずちょっと笑いづらい。 メジャー。たいていの中華料理屋にはある。麺類メニューでは、最もリーズナブル。
天津飯 甘い 酸っぱい
焼き鳥屋のキャベツ 出てくる 出てこない
焼き鳥屋に豚バラ串 ある。まず注文する。 ない。「それ焼き鳥じゃなく、焼き豚じゃん」と言われる
鰻屋の看板の「うなぎ」の文字 たいていはひらがなか、漢字 変体仮名で書かれることも多い。初見だと「うふぎ」。
鰻の調理法 焼く。ややカリッと、香ばしい。 蒸して焼く。ふっくらした焼き上がり。
辛子明太子専門店の独立店舗 ある。ふくや、福さ屋、かば田など。 ない。あえて言えば、東京モノレール浜松町駅構内にふくやが…

関東でのそば屋・うなぎ屋の「変体仮名率」は、かなり高いですね。
変体仮名とはひらがなの一種。ひらがなは「漢字を崩したもの」なので、違う崩し方をした文字が変体仮名なんです。
変体仮名、現代では書道の世界くらいかと思っていたら、実は街の中にも残ってるのに、ビックリ。
それにしても「そば」の変体仮名は、あの場所に書かれていないと、「そば」と書いてあるとはまず認識できない…。

天津飯は、西日本の人が上京して戸惑う食べ物No.1のような気がする。だって予想外に酸っぱいんだもの。
餃子の王将」のような全国チェーンだと、甘い関西バージョンと、酸っぱい関東バージョンの両方を出してくれたりします。

平日のお昼時に、立ち食い蕎麦屋でコロッケ入り蕎麦を食べていると、
「あぁ俺も東京のサラリーマンになったんだな」と実感します。

ネタ 福岡 東京
「肉」と言えば 牛肉 豚肉
カレーに入れるのは 牛肉 豚肉
肉じゃがの肉も 牛肉 豚肉
そして、肉うどんの肉も 牛肉 豚肉
ちなみに、シチューに入れるのは 鶏肉 鶏肉

カレー、肉じゃがは有名ですが、
まさか肉うどんの肉も違うなんて、食べてびっくりしました。

お店とか商品とかの常識

ネタ福岡東京
棒アイスの菓子で、バニラアイスにチョコレートのコーティングをして、その上にクッキークランチがまぶしてあるもの。チョコクランチアイスブラックモンブラン
竹下製菓 ブラックモンブランアイス 7本
チョコバリセンタン チョコバリ 24入
ブラックモンブランは知らない。
醤油で味付けした揚げせんべいぼんち揚げぼんち ぼんち揚 80g×20個歌舞伎揚天乃屋 歌舞伎揚 11枚×12個
きな粉をかけて食べる、餅のお菓子筑紫餅筑紫もち 9個いり 如水庵 福岡博多土産信玄餅桔梗信玄餅 6個布入
お菓子の「サラダせんべい」といえばミニサラダ。ひょうたんの形をしている。三幸 ミニサラダしお味 24枚×8袋ソフトサラダ。丸い。亀田製菓 ソフトサラダ 20枚×12袋
カップ焼きそばといえばUFO。ちなみにUFOには西日本バージョンと東日本バージョンがあって、ソースが全然違う。日清食品 焼そばU.F.O. 128gx12個ペヤングペヤング ソースやきそば 120g×18個
ウスターソースと言えばカゴメカゴメ 醸熟ソース ウスター 500mlブルドッグブルドック ウスターソース 300ml
おでんだしの素といえば明治。「これ~がなくちゃ 明治おでんのだし♪」明治 おでん横丁 徳用袋S&Bかな?S&B おでんの素 80g×10個
袋状のかき氷が売られている?あるない
赤ちゃんの夜泣き・かんむしの薬と言えば樋屋奇応丸(ひやきおうがん)宇津救命丸(うずきゅうめいがん)
紳士服のフタタコナカ
釣具屋と言えばポイント長州屋
家具を扱っているホームセンターと言えばナフコ島忠
家具は扱ってないけど、何でもそろうホームセンターと言えばグッデイ

(画像を貼りたくて、Amazonにリンクさせちゃってます。)

まず「ブラックモンブラン」。
佐賀県小城市にある竹下製菓のアイスだが、流通地域が限られていて、関東ではまず見かけない。
スーパーやコンビニには、ほとんどない。一時期「おかしのまちおか」で見かけたけど、今もあるかなぁ…。

ぼんち揚げは大阪の会社の製品なので、おそらく西日本でメジャー。
関東で歌舞伎揚げをお茶菓子に出してもらって、「ぼんち揚げですね」だなんて言うと、「は?」と返されるので、要注意。

同じく似たお菓子として、筑紫餅と信玄餅
福岡からの土産として筑紫餅を持って帰ると、もれなく「信玄餅」って言われます。
見分け方は、箱に入ってたら、筑紫餅。きんちゃく袋に入ってたら、信玄餅
あと、きな粉が全然違います。きめが細かいのが筑紫餅。香ばしさが強いのが信玄餅

ウスターソースは、福岡は圧倒的にカゴメ。逆に関東でカゴメウスターソースを見ない気がする。
カゴメは名古屋の会社だし、福岡よりも東京のほうが本社から近いのに、なぜかウスターソースブルドッグ
カゴメウスターソースは甘めなので、九州の人の口にマッチするからなのかな、という気がしますね。

そのほか三幸製菓の「ミニサラダ」など、関東や東北の会社の製品で、
九州では流通しているのに、なぜか関東では流通していない、なんてのもチラホラあります。

フタタは、今はコナカグループなんですよね。
なのでCMもほぼ一緒。「し・んしふくの コ・ナ・カ⤴」「し・んしふくの フ・タ・タ⤴」。
 ニコニコ動画で見つけました→ 紳士服のコナカ・紳士服のフタタ サウンドロゴ - ニコニコ動画
上京してコナカのテレビCMを見たら、ビックリしてお茶噴きそうになりました。
松岡修造さんがイメージキャラクターなのも、同じ。
グループ会社なら、同じで当然ですね。
 →おぉっと、2020年1月に、株式会社フタタは株式会社コナカに吸収合併されてた💡

お菓子

ネタ 福岡 東京
和菓子で、こしあんの汁物といえば おしるこ 御前しるこ
和菓子で、粒あんの汁物 ぜんざい 田舎しるこ
和菓子で、汁気はなく、白玉などに粒あんをかけたもの ない ぜんざい
地元お菓子メーカーのCM よく流れる。チロリアン、通りもん、筑紫餅、南蛮往来、にわかせんぺい、雪うさぎ、などなど。 まず見ない。tvkだけは、ありあけのハーバーとか流れる。
明太子メーカーのCM これもよく流れる。 流れるわけがない
石焼き芋屋のアナウンス(一例) 甘くて おいしい おいしい
石焼き芋はぁ いかがですかー
いーしやーき いもー
いもー いもー
やーきたてーの ほっかーほか ほっかほかーの ほっくーほく
いしやきいしやき おいもだよー
よもぎの入ったお餅 よもぎ 草餅
和菓子で、丸くて、中にあんこが入ってて、外側は小麦粉の生地をこんがり焼いた、あれ 回転焼 今川焼大判焼
花見の時期の和菓子のうち、あんこを餅で包み込んだもの 桜餅 道明寺
お餅 丸餅 角餅
あんこ餅・あん餅
(あんこが入っているお餅)
ある ない

丸餅と角餅の最大の違いは、確かに形状の「丸」と「角」なんだけど、それ以前にそもそも作り方が違んです。
 丸餅=ついた餅を、こねて丸くする
 角餅=ついた餅を平らに延ばして、切る

ということで、
丸餅は「こねるときに、ついでに何かを入れてみよう」と思うことができるので、
「あんこ餅・あん餅」が存在するんだろうなぁ。きっと。

「しるこ」「ぜんざい」は、
同じ単語で、「あんこを使った和菓子のことを指す」までは一緒なのに、
指すものが微妙に違う、というのは、地味に混乱します。
そして、そんな違いがあるということがあんまり知られてないのも、混乱しますね。話しても分かってもらえないんですもん(笑)。

CMについては、関東圏特有の事情があると思っています。
福岡県でのテレビ放送は、放送エリアは福岡県のみですので、KBCTNCなどは福岡県のみを相手にしています。
一方で東京都のテレビ放送は、東京都だけではなく、茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県を相手にしています。
エリアも視聴者数も全然違うので、関東ではCM放送料やスポンサー料がむちゃくちゃ高いのではないかと推察しています。
福岡県だけに流れるCMの料金と、一都六県に流れるCMの料金。桁が全然違いそうですよね。
ということから、関東の小さなメーカーはなかなかCMが流せないんじゃないかなと思っています。
神奈川県のtvk、千葉県の千葉テレビ、埼玉県のテレビ埼玉とかでは、ローカルCMを見かけるんじゃないかなと思います。
全部予想ですが。

おでん

ネタ 福岡 東京
おでんの具材の「すじ」と言えば 牛すじ サメ軟骨
おでんの具で欠かせないもの(特異なもののみ) 牛すじ、丸天 すじ(サメ軟骨)、ちくわぶ、はんぺん
はんぺん 少なくともメジャーではない ある
ちくわぶ ない ある
ちくわ 全体的に焼き色が均一のきつね色。箸で持ち上げても、ぐにゃっとならない。 両端が白くて、焼き目がブチ模様になっている。箸で持ち上げると、ぐにゃっとなる。
「忍者ハットリくん」の獅子丸の好物。
丸天 入れる 入れない。というか丸天そのものが無い

食べ物全般(分けるのめんどくさくなった)

ネタ 福岡 東京
「豚汁」の読み方 ぶたじる とんじる
鶏肉のことを「かしわ」と言う? 言う あんまり言わない
ひきわり納豆 割とメジャー 少ない。たぶんマイナー。
玉子焼き、かんぴょう、椎茸などが入った、巻物のお寿司 巻き寿司 太巻き。ちなみに、かっぱ巻きおしんこ巻きなどの総称として「細巻き」という言葉もある。
丸天・角天 ある ない
食べ物で「天ぷら」というと 2種類ある。丸天も指すことがある。 丸天なんてないから、天ぷらと言えば、カラッと揚がったアレでしょう
冬の鍋料理といえば 水炊き。ポン酢をつけながら食べる。 寄せ鍋。出汁に味をつけているので、何もつけないで食べる。
あんこう 知らない。 そんなに食べるわけでもないけど、知ってる。
ポン酢 常備している家多そう(イメージ) 常備まではしてなさそう(イメージ)
シュウマイにつけるもの ポン酢 醤油
シュウマイ駅弁といえば 鳥栖駅の中央軒。でも「関東での崎陽軒」ほどの知名度はない。 横浜駅崎陽軒
ちゃんぽん麺 スーパーで売っている。
自宅でちゃんぽんが作れる。
麵を売ってるところ見かけない。
え?ちゃんぽんって家で作れるの?リンガーハットでしょ。
冷や麦 知らないか、知っててもあんまり食べない。食べるなら素麺。 素麺も食べるけど、冷や麦も食べる。
漬物 ぬか漬けは、メジャーではない。白菜漬けなどがメジャー。漬物を洗って食べるという習慣がない。 ぬか漬けは割とメジャー。べったら漬けとかあるし。漬物って洗って食べるものでしょ。
煮物 鶏肉が入る 野菜だけ。鶏肉は入らない。
「かしわめし」という料理 ある。 知らない。
給食に「揚げパン」 ない。知らない。
テレビで取り上げられてても、正直盛り上がれない。
ある!これ大好き!
油揚げの形 正方形 長方形
いなり寿司の形 三角形。油揚げが正方形だから。 俵型。油揚げが長方形だから。
いなり寿司の具 ゴマが入っていることある 何も入らない
おにぎりの形 俵型と三角形 圧倒的に三角形
ねこまんま 味噌汁をかけたご飯 かつお節をかけたご飯
たまごサンド 玉子焼きをサンドする ゆで卵をつぶしたものをサンドする
醤油 甘い(甘いという自覚なし)。しょっぱい以外に、いろんな味がする。
ニビシ・マルエ。
からい(からいという自覚なし)。キッコーマン
味のついていない生の「たらこ」を売ってる? 見たことない。「たらこ」と言えば辛子明太子。
そして「塩漬けたらこ」「煮たらこ」という食べ方も知らない。
売ってることある。煮たらことして食べたり、たまに塩漬けにすることもある。
鰤(ぶり) サイズは、やや小ぶり。刺身、塩焼きにして食べる。 サイズは大きい。もっぱら、照り焼き・ぶり大根。刺身が売ってることもあるけど、福岡のとは違う
スーパーの魚売り場での、マグロの地位 地位としては、ブリ>マグロ。売り場面積はあまりなく、少し置いてある程度。 どう考えてもマグロは主役。複数の部位の刺身を売ってたりする。なので売り場面積は広い。
「ごまさば」と言えば 鯖の刺身の食べ方の一つ。ほかほかご飯がよく進む。 知ってるよ。鯖の一種でしょ。え?鯖の刺身?知らないなぁ。
塩鮭 胴体を輪切りにした形のものも売ってる そんなの見たことない
魚の好み コリコリとした触感が好み もっちりとした触感が好み
初鰹 ほとんど興味ない 楽しみにする人いる
鶏皮をゆでたもの スーパーで売ってる。居酒屋でも出てくる。
ポン酢をかけて食べる。つまみにちょうどいい。
ない。そういう食べ方をしない。
馬刺し・鳥刺し スーパーでも売ってる。 スーパーではまず売ってない。
味噌 麦みそ・合わせみそ 米みそが多い
巻き寿司・太巻きに醤油をつける? つけない つけて食べる
主に出汁をとるときに使う、小魚を干したもの いりこ 煮干し
桜でんぶ 赤と、緑の2種類ある 赤のみ
たこ焼きの移動販売車 ある。たこ焼きさんた。 ない
コンビニで肉まんを買うと 黙ってても、ポン酢をつけてくれる 調味料は何もくれない。頼んでも「は?」と言われる。
蟹の爪 スーパーに売ってる まず見かけない
鶏肉の骨付きぶつ切り 年中売ってる たいていは売ってない。たまに売ってる店がある
すき焼きの作り方 調味料を直接鍋に入れて作る 割り下を使う

その他諸々

ネタ 福岡 東京
町の中を走る高速道路の略称 都市高 首都高
「こどもの日」に、ちまきを食べる? 食べる なにそれ?
公立中学校の制服 福岡市では、市全体で統一 各校ごとに異なる
ごみの回収 福岡市では、深夜に回収 午前中に回収。カラスとの闘い。回収が遅くなると、カラスに散らかされることも。
通夜振る舞い ない。親族だけでの会食なら。 ある。お通夜に参列いただいた方も一緒に、基本的に全員食べる
骨壺の大きさ 小さい。遺骨は一部だけを入れる。
残りは火葬場で供養される。
大きい。遺骨を全部入れる。
絆創膏の別の呼び方 リバテープ、バンドエイド バンドエイド
まぶたにできる、できもの。プクッとした腫物。 めいぼ ものもらい

ついつい「都市高」と言っちゃう。

気が向いたら、随時追加したりしていきます。